ダウンジャケットをはじめ、冬物のアウターはかさばるのが弱点。特に夏の時期は全く使わないのにクローゼットの容量を占めてしまいます。さらに、家で保管する場合、湿気対策や防虫対策を行う必要があり面倒。
リネットにはクリーニング後に預かってくれるプレミアムクロークというサービスがある。「宅配クリーニング」「保管」「指定の時期に返却」がセットになっており、クリーニング後に適切な場所で保管してくれるので便利。
もちろん、その分費用がかかる。様々な手間をお金で解決するサービスとも言えます。
まず前提としてモンクレールなどの高級ダウンということもあり、クリーニングのコースはプレミアムクローク [luxe]という通常より良いコースを選んでいます。
点数 | プレミアムクローク | プレミアムクローク[luxe] |
---|---|---|
7点 | \9,800 | \16,800 |
12点 | \16,800 | \28,800 |
18点 | \24,800 | \42,800 |
保管料もかかるため代金は普通のクリーニングよりも高め。ただし、1着あたりの価格が全て同じなので、1着あたりの単価が高いダウンジャケットやコートなどの衣類に絞って以来すれば保管費用を含めても普通のクリーニングよりも割安になります。
プレミアムクローク [luxe]では普通のクリーニング時ではオプションとなるプレミアム仕上げや撥水加工などが標準サービスとなっています。特にダウンジャケットは撥水加工をしておくと水分だけでなく泥汚れや食べこぼしなど汚れがついても落ちやすい効果も発揮します。
筆者は6月に申し込んで、10月に届きました。なお時期は申込時に調整可能。
皮革・毛皮製品、劣化・汚損のひどいもの、破損品や破損のおそれのある衣類等
実際に申し込みから発送までの流れなどを紹介します。
クロークのサービスはベーシックとプレミアムの2種ありますが、プレミアムは撥水加工などのサービスが最初から付いているので、モンクレールなどの高級ダウンジャケットにはプレミアムを選んだほうが適切かと。
ちなみに、普通にリネットのクリーニングを申し込むとモンクレール1着あたり2,850円で、デラックス仕上げを依頼すると4,350円と非常に高額になり、クロークサービスのプレミアムを選んだほうが1着あたりの金額は安くなります。
ただ、申込みは最低7着からなので、1着だけ申し込みたいというのは不可なので注意。
一番のポイントはリネットからの発送時期を選ぶ箇所。依頼した衣類を使うタイミングに合わせた日程で選びます。突然寒くなってすぐにでもダウンジャケットが必要という場合も考えられますが、後からでも調整ができるので、そこまで深刻に考えなくても大丈夫。
住んでいる場所によってこのあたりは異なるが、大まかにいうと10月末よりちょっと前に届くぐらいにしておけばちょうどいいかも。
3日程度で資材が到着。クリーニング品を入れる専用の袋と、申込書などが一式まとまっています。ちなみに普通のリネットの袋ではなく、プレミアムクローク専用の袋。
クリーニングに出すものを袋に入れる。ポケットなどに何か入っていないか必ずチェックします。ダウンジャケットのフード部分は本体と合わせて1着換算なので、わざわざ取り外す必要はありません。ただし、ファーが付いている場合はプラス料金になるので注意。
今回はダウンジャケット2着とダウンベスト、その他コートを依頼。衣類を入れる袋は無理に押し込まなくてもきちんと入るサイズ。
申し込み着数などを用紙に記載し、袋に入れる。クリーニング店によっては取り外せるフードは別途1点とカウントするところもありますが、今回は取り外せるフードでもダウンジャケットと合わせて1点とカウントしてくれます。
この後発送業者(ヤマト)に持っていってもらいますが、このままではジッパーがずれて蓋が開いてしまう可能性があります。最初に届く荷物の中に結束バンドが入っているので、それを使ってジッパーが開かないように結束します。
ヤマト運輸に電話して荷物を取りに来てもらいます。最初に着払い発送伝票が入っているため、それを使えばいいので別途準備する必要はありません。もちろん、その場で発送費用を支払うこともありません。
なお、集荷時間によって当日の受付時間が異なります。
指定可能な時間帯 | 受付締切時間 |
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荷物がリネットに届き、中の荷物が検品された後メールで連絡が来ます。この時点でシミがあるものについては無料シミ抜きサービスができます。依頼したものが手元に戻ってくるのはまだ先。
・・・
そして数ヶ月後
・・・
すっかり預けたことを忘れた頃の10月初旬に発送連絡のメールが来ます。ヤマト便なので受取日時を指定可能。
指定の日時にクリーニング品が届きます。今回依頼したのがダウンジャケットなど7品で、かなり大きめの箱1つで送られてきました。なかなか家にいない人は宅配ボックスを用いているかもしれませんが、ダウンジャケットを含めた7品のダンボール箱は、よほどの大きさの宅配ボックスでない限り入らないので、不在受付はできない前提で考えておいたほうがいいかもしれません。
到着時の箱を開封。衣服を無理に詰め込むことのないようにかなり余裕を持った状態で入っていました。今回はプレミアムクローク[luxe]で申し込んでいるので、全て不織布でカバーされていて、防虫剤もセットされていました。
受付内容と依頼した衣服を確認して相違がないかをチェックする。衣服によってはしみ抜きの状態や、破損状態も記載されています。
ダウンは光沢が増し、ふっくら感が増しています。ダウンの暖かさは内部に含まれる空気の層が増すほど暖かいですが、使っていくうちにボリュームが減っていきます。適切なクリーニングもそうですが、湿度と温度が管理されている環境で保管されていることが功を奏しているようです。
到着時はハンガーにかかっていて、不織布の衣服カバーが掛けられていました。この衣服カバーは通気性のあるものなので、カバーを付けたままクローゼットに入れておくことが可能。
ハンガーがついている状態なので荷物が届いたらそのままクローゼットに入れればいいので、ハンガーに掛けたりカバーを外したりする手間もないので楽。
なお、通常のクリーニング店でクリーニング後についているカバーは普通のビニル素材なので通気性がなく、そのままの状態でクローゼットに入れるとカビの原因にもなるので、必ず外しておく必要があります。
注文した際の明細は以下の通り、キャンペーン期間中だったので割引が適用されています。
お申込みコース:プレミアムクローク [luxe]7点
全体的な金額としては13,824円で、割引額などあわせると1着あたりの単価が約2,000円。普通のクリーニングとしては非常に高い金額ですが、モンクレールなどの高級ダウンジャケットをクリーニング依頼するとそれなりにかかるので、それに比べればそこまで高くありません。
使わない時期は預かってもらえるのでクローゼット容量を圧迫しないし、適切な場所で保管してくれるのでダウンジャケットにも優しい。
普通のクリーニングに依頼すると、自宅での保管が必要になりますが、クローゼットの容量が足りないと無理に詰め込んでダウンのボリュームが落ちてしまったり、湿度が高すぎてカビの原因になったりするなど、衣服にとっていい環境ではありません。
特に、高品質なダウンジャケットはきちんとした保管を行って初めてその効果を十分に発揮できます。適切な環境で預かってもらえるというのは大きなメリット。
リネットの普通のクリーニングと同様に、簡単に依頼が可能で、そんなに手間ではありません。早ければ依頼から3日ほどで送付用キットが届き、返送まで可能。ただし、長期間預かってもらうサービスなのでそこまで迅速に動く必要もないかも。
あと、luxeコースなら、クリーニング後クローゼットに収納するもの手間がないので楽。ダンボールから出してそのまま収納すればいいでしょう。
また、梱包材を捨てる手間についても、ダンボールとクッション材としての紙が不要物として残りますが、不燃物でないので適切に捨てやすいのもメリット。
クリーニングに出す手間や、取りに行く手間が無いだけでなく、保管する手間や回収後の手間など様々な手間を省くことができるこのサービス。ダウンジャケットやコートなどの季節物で1点あたりの価格が高く、店舗に以て行くのが面倒なぐらいの大きさの衣類はリネットのプレミアムクローク
に依頼したほうがいいかもしれないと感じます。
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