優れた防寒着として、極寒の地で使用される目的を持っていたダウンジャケット。モンクレールはもちろんのこと、ほかの多くのブランドからも多種多様なダウンジャケットがリリースされています。ここではそのようなダウンジャケットブランドを紹介します。
カナダグースは1957年、カナダ北東部の卜ロントで創業のブランド。コスト等の問題で他のブランドが海外生産に移行している現在でも、カナダ国内にて連綿と製造を行っています。そして、創業から現在までメイドインカナダにこだわっている事でも知られています。
カナダグースの特徴はクオリティの高さ。一つ一つの商品の質を常に高いものに保ち続けるとともに、常に革新を続ける優れた技術力は、カナダグースの職人スキルの力です。
そのクオリティの高さは様々なところで認められており、カナダ北部やシベリア、アラスカのような極寒地で生活する人々や南極探検隊、エベレスト登山隊などのプロフェッショナル達に創業当時から製品を提供し続けています。
常に革新を続けるために、エベレスト登山隊など極限状態で使用するプロフェッショナル達の実体験データを集め、常に製品反映させるよう取り組んでいます。
ほかにもカナダの山岳レスキュー隊での公式採用、極寒地に生息する生物を追うカメラマンなど、様々な場でカナダグースは愛用されています。
カナダグースは近年認知度が高まっており街中でもよく見かけることができます。極寒地での使用を前提としているので、非常に暖かい一方でほかのプレミアムブランドのダウンジャケットに比べれば重量も多少重め。
しかしながら、もこもこしているわけではなく、すとんと落ちるシルエットによりスマートに見えます。また、スーツにも合わせやすく、通勤用に使用している人も多く見かけます。
http://www.columbiasports.co.jp/
有名アウトドアブランドであるコロンビアは、1938年オレゴン州ポートランドで創業された帽子屋がその始まり。1980年代に現在でもコロンビアの代表的なアイテムである「インターチェンジシステム」を開発し、急成長を遂げました。
このアイテムの最大の特徴はアウタージャケットと、インナージャケットをジッパーで着脱して3通りの着こなしができるというもの。このシステムを採用したバガブーパーカーは1993年には全米で販売数が100万枚を超えて、米国内アウトドアウェアの年間最多販売記録を打ち立てる事となりました。
そうして現在でも米国有数のアウトドアウェア企業として、多くのユーザーに愛される存在となっています。
https://www.crescentdownworks.com/
ダウンで有名な名門エディーバウアーで修行を重ね、早くから環境問題にも取り組んだアン・マイケルソンにより、1974年に設立されたダウン専門ブランド。当初はカスタムオーダーのダウンベストを中心に事業を展開していました。
現在でも創業の地シアトルを本拠地として、昨今では世界的にも希少な存在であるハンドメイドによるクオリティコントロールを継続しています。
デザインは本格的で飽きのこない物が多く、40余年に渡り、60/40クロスやバーテックスナイロンを用いたベストやパーカーを主力として展開しています。
ダウンアイテム群は、最高峰の断熱性を持つグースダウンをふんだんに使ったものもラインナップしています。
もちろん、往年のダウンアパレルを思わせるボリューム感のあるベーシックな見た目のものもリリースしており、それらのアイテムはいわゆるアメカジファンの間で永久定番のひとつとなっています。
モンクレールと同様にプレミアムダウンを扱っているデュベティカは、2002年に創業のブランド。名前の由来はフランス語でダウンを表わす「デュべ」とイタリア語で倫理・道徳を表わす「ェティカ」を組み合わせた造語。
創業からそう時間をかけずにプレミアムダウンジャケットのトップブランド成長したのは、創業者の力が大きく影響しています。それもそのはず、創業者のジャンピエロ・バリアーノは、元々はモンクレールで働いていたダウンジャケットのスペシャリストなのです。
デュベティカの特徴は最高品質のダウンを使用していること。ダウンは南フランスのペリゴール地方を中心に飼育されているグレイグースから、上質な部分だけを厳選して採取され、最高レベルの技術を持つ工場で精錬されます。
そうすることでデュベティカにて使っているダウンは、大きなダウンボールを持ち、抜群の保温性と、ダウンがつぶれても元の大きさに戻る強い回復力が特徴なのです。
そのため、暖かさを確保するためのダウンの量が少量ですむため、細身のデザインが可能になり、結果としてデュベティカはアウトドアで使用するダウンジャケットとは一線を画した都会的なスタイルを生み出しています。
エディーバウアーはアメリカ初のダウンウエアを作り、特許も取得しているブランド。ブランド名は創立者であるエディーバウアーの名前から命名したものです。
ブランドの興りは1920年、シアトルにテニスショップをオープンしたことから始まります。店は順調に発展し、フィッシングやハンティングなどのアウトドアスポーツ用品も扱うようになり、事業を拡大。その後、様々なアイテムを開発し、全米はもちろん、世界中で知られるブランドへと成長していきました。
この成長の一環となったのがダウンジャケットの発明。そのいきさつは、友人と出かけた真冬の釣りで、そのあまりの寒さで凍死寸前になったこと。この時、彼は真冬の釣りでも寒さに負けないよう、保温性の高いアイテムを作り出す事を決意したのです。
羽毛は優れた保温効果を持っていることを知っていた彼は1936年にキルト調のダウンジャケット「スカイライナー」を誕生させました。このスカイライナーはその後60年以上にわたって生産され続け、超ロングセラーの伝説のダウンでもあります。
フェザードフレンズはダウン専門のブランド。ワシントン州シアトルは、富士山より高いレーニア山やオリンピック国立公園があり、アウトドアアクティビティの聖地でもあります。特にレーニア山は登山難易度が高い山で、標高2000mを超える箇所からは氷河があるなど、厳しい山なのです。
そのシアトル郊外に拠点を置き、創業当初からレーニア山に対応できるシュラフやベスト、パーカーといったダウンを使った製品のみを展開してきました。
フェザードフレンズの製品は創業当初から行き届いたクオリティコントロールによって支えられています。
70年代から今日まで一貫してシアトル産にこだわっており、特に創業当時から続くダウンウエアのフラッグシップモデル「へリオスフーディ」「ヘリオスベスト」は細かい改善を繰り返しながら時代を超え、現在でも高い人気を誇っています。
2003年創業のハイドロゲンは、イタリアのパドバにて、デザイナーのアルベルト・プレーシが立ち上げたブランド。創業からすぐに多くの人が認める存在となり、現在ではスポーティでありながらも高級感のあるブランドへ急成長しています。
急成長の秘密は、洗練されたデザインのシルエットと、アメリカ的カジュアルさが組み合わさった大人のカジュアルスタイルにあります。そのため、ストリートファッションを好む層から富裕層まで幅広く支持されています。
異業種とのコラボレーションを繰り返しており、2006年にはイタリアのロイヤルファミリ―であるサヴォイア家とコラボした王家の紋章パーカーを。2008年にはスペインのキャンディメーカーとのコラボアイテムを発表するなど、ハイドロゲンは様々な試みを行っています。
https://www.mammut.ch/JP/ja_JP/
マムートは1862年に創業し、創業当初はハンドメイドのロープを製造していたブランド。山岳スポーツ系のアイテムを得意としており、常に極めて質の高いアイテムを作ってきました。
そんなマムートはクライミングギアやバッグ、ウエアなど幅広く展開しており、リリースしている製品数は非常に膨大。もちろん、ダウンウエアもリリースしており、過酷な場所での使用にも耐えることができる、本格的なプロが使用するタイプはもちろん、日々の街着にも使えるレベルのものまで多彩。
様々なアイテムをリリースする中で、アイテム全てに共通して、製品に対して強いこだわりによってプロダクトされています。ダウンウエアでも細かい部分まで考えられて作られています。
モンベルは山一筋の青春を過ごし、その後、そのアイガー北壁の日本人第二登を果たす事となった辰野氏と、その山仲間3名と共に1975年に設立されたブランド。
創業からすぐに日本の多雨湿潤気候に合うスリーピングバッグ、レインギアの研究開発を開始し、その翌年には軽く暖かい特別な中綿を採用したスリーピングバッグや高度な防水性を持つレインウエアを製品化する等、その高い機能性で新興メーカーながら、創業当初から注目を集めていました。
モンベルの辿った歴史はアウトドア用品の進化の歴史ともいえます。製品は実際に大自然にて実際に使用され、その問題点や課題点を元に改良改善を積み重ねています。そのため製品の品質も随時向上しているのです。
また、機能性を向上させるために様々な素材を研究し、それが製品に必要とあれば何でも取り入れています。この柔軟性の高さもこのブランドの特徴ともいえるでしょう。
モンベルの品質の良さは日本国内だけでなく世界中のクライマーに知れ渡っており、「モンベルは高品質なギア」と今や世界中で認識されています。
http://web.moorer.it/moorer/ja/home.php
ムーレーはイタリアのヴェローナにて1999年に設立されたブランド。当初はレディースのアウターを中心に展開していましたが、2005年からメンズラインの提供を開始しました。徐々にブランド価値を高めていき、ダウンウエアを中心に高級アウターのみを展開するイタリアンメゾンへと成長しました。
使っているダウンはカレミュールダウンと呼ばれる最高品買のシベリア産ホワイトグースを使用。さらにヨーロッパの国際規格に従って、使用ダウンのすべてをイタリア国内にて滅菌消毒する徹底ぶり。
ダウンの表面素材には世界トップシェアを誇るピアーナ社が開発した防水・暴風素材であるストームシステムを採用。イタリアの伝統と革新性を両立させたムーレー独自の世界観が魅力。
ナンガは1960年代創業のアウトドア用シュラフの名門として広く知られる国内ブランド。その前身は国内でも有数の真綿の産地であり、布団の名産地でもある滋賀県米原市にて設立された寝具メーカー。ナンガというブランド名はヒマラヤ山脈に位屋する8000メートルの高峰ナンガパルパットから名付けられました。
ナンガの特長として、独自の永久保証制度というものがあります。生地の劣化やファスナーの故障といったトラブルにも迅速に対応できる体制を整えていて、極寒の地を生き抜くアルピニストだけでなく、ダウンを日常使いする人にも支持され、ナンガが一躍注目されるに至りました。
近年は、主力のシュラフで培った技術とノウハウを元に国内生産にも関わらずコストパフォーマンスのよいダウンジャケットを大手セレクトショップなどとコラボレーションして積極的にリリースしています。
ナパピリはイタリアで1987年に創業されたブランド。このブランド名は、フィンランド語で、「北極圏」という意味を持っている言葉から名付けられました。
多くのアウトドアブランドが機能性を求めたフォルムを第一とする中、ナパピリはイタリア発祥のブランドらしく、アウトドアを基本とした機能性に、都会的な要素を組み込まれたファッション性が混在しています。
簡単にいえばアウトドアで十分使用できるアイテムでありながら都会的、つまりファッション性も考慮されているということです。
例えばBODENはその好例であり、保温性の高い中綿(ダウン90%、フェザー10%)を核に軽量で堅牢なナイロンボディが特長。
そして各種ドローコードやベンチレーション、リフレクション機能等、極めて高い性能を持ちながら、パイビング等のカラーパターンがあるため、都会でも十分に通用するナハピリらしいアイテムに仕上がっています。
創設者イヴォン・シュイナードは幼少時代からロッククライミングに夢中。このロッククライミングがきっかけでブランドが生まれました。
それまでクライミングギアを製造・販売していましたが、ウエア関連への事業拡大することになり、連想するイメージやどの国の言葉でも簡単に発音できるという理由で1973年、パタゴニアの名称が誕生。
パタゴニアの特徴はアウトドアシーンで高い機能性を発揮できることだけでなく、激しい使い方でも耐えることができる耐久性を持ち合わせていること。徐々に高い耐久性と高い機能性を併せ持っていることが世に浸透していき、パタゴニアは高品質なアウトドアブランドだと多くの人が知ることに。
ダウンジャケットもほかのアイテム同様に高い耐久性と機能性を保有しており、極寒の地での活動にも使用が可能。スタイルとしてはアウトドア寄りなので、カジュアルな服装に合わせやすいのも特徴。
パタゴニアのブランドショップも数多く出店しているので実際に現物を見て購入を検討しやすいのもうれしいところ。http://www.peuterey.com/world_en
ピューテリーは2000年に創業したブランド。常にクオリティの高いダウンジャケットをリリースしています。製造はイタリアンダウンウェアの名門であるジオスピリット社が手がけています。
2008年イタリアのミラノで人気がつき、日本でも徐々に人気が高まってきており、冬の時期になると店頭では品薄状態になっていることも例年のこと。
ダウンは最高品質のグースダウンのみを使用し、表地のピューテリー独自のナイロン素材はイタリアの名門ファクトリーであるリモンタ社に発注し作成したものです。このように品質の高い素材にこだわることにより、結果ダウンジャケットも高い品質を誇っています。
多くのピューテリーのシルエットはドレスタイプ。ダウンジャケットながらもカジュアルさを排除しているため、スマートなスタイルのアイテムが多いのも特長。
ピューテリーの一番人気であり、定番ともいえるモデルは、ハリケーン。大人らしいベルベッドスタイルにラビットファーを取り入れ、ブランドを象徴する存在として衰えを知らない人気ダウン。
また、定番モデル以外のモデルも、イタリアらしからぬシックな色合いが揃い、フォーマルな感じがどれも都会に似合う大人のスタイル。
一方でフロントポタンやポケットワークにミリタリーやワークからの影署を残しつつ、シャープで都会的な雰囲気にこだわるその姿勢まさにイタリアブランドならではの魅力ともいえます。
ピーエイチデザインは英国のダウンブランド。その創業者は70年代の英国を代表する、あるアウトドアブランドの創設メンバーであり、自身もクライマーとして活躍したピーターハッチソン。
英国公式登山隊をはじめ、冬季オリンピック選手団の公式ユニフォームにも選出された実績を持つ実力派ですが、生産体制は小規模で、マンチェスターを拠点に十数名のスタッフにて運営しています。
注目すべきは使っているダウンの厳しい基準。広大な寒冷地域が存在する欧州では、ダウンに定められる基準が厳しくプロ仕様は最低でも700フィルパワーを目安としています。
しかしピーエイチデザインは製造するダウンにはそれ以上に厳しい基準を設けており、800フィルパワーという非常に高性能で優れた軽量ダウンを使用しています。そのため、軽量ながらも暖かく、寒い欧州でも支持されています。
≪フィルパワーとはダウンに使われる単位。数値が高ければ高いほど良質なダウンとされます。ちなみに、この単位を発案したのはピーエイチデザインだと言われています。≫
1953年のマナスル登頂、さらにはブランド創設年にもあたる1956年の第一次南極観測隊にポールワーズ製のダウンウエアを供給して以来、およそ半世紀以上に渡り、日本の冒険家たちを支えてきた国内最高峰ブランド。
国内生産を貫くことがコストや技術の問題から厳しい今日にあっても、頑なに日本品質を追求し、高機能・高品質はもとより、日本人の体格に最適な着心地までも実現。
防水性と通気性を両立させた独自開発素材をはじめ、身体の動きを考慮したパターン設計するなど、ウエアに使われるテクノロジーも時代とともに進化しています。
近年は南極観測隊などに採用されたヘリテージモデルの一般向けモデルをはじめ、ミドルレイヤーからインナーまで様々なシーンに沿ったアイテムを展開。極地で証明されたその品質が日常生活で活かされるようなアイテムを多数リリースしています。
ピレネックスは良質なダウンの生産地として知られるフランスのピレネー山脈の麓の街にて1859年に創業されたブランド。なお、ピレネックスは、羽毛からダウンを製作するブランドとしては最古参のブランドです。
創業当初からダウンを生産するメーカーとして、ピレネックスはスノースポーツの盛んなピレネー山脈のアルピニストたちに品質の高いウエアを提供していました。
その評判は世界中に広がり、ウインタースポーツを中心としたスポーツウェアの生産をするOEMメーカーとして、様々なブランドの生産を行ってきたブランドでもあります。
ピレネックスで注目したいアイテムはやはりダウンジャケット。その使われているダウンは、原毛の仕入れから製品の生産までを行っています。
そのダウンは非常に質が良く、高いフィルパワーのあるダウン。寒暖差の激しい寒冷地でゆったりとストレスなく育った羽毛は、ダウンボールが大きく育ち、かさ高のある保温性の高いダウンになります。
さらに一貫して原毛からダウンになるまでを加工しているのも特長。高い品質を保つために、洗浄からすすぎ、乾燥を繰り返し、最高品質のダウンをすべての工程を一貫して行っています。
その後の厳しい監査も行われ、無事合格したダウンのみが製品となるのです。
カジュアルウエアとして数々のダウンブランドが街でも着られるようになる中、ピレネックスは独自のノウハウを守り統けることで、そのクラシカルなデデインを現代にまで継承しています。
アメリカのワイオミング州にて1960年代後半に設立されたカウボーイ仕様のダウンブランド。
かつて同地を治めたネイテイプアメリカンの英知が結集したレザーケープをモチーフに、継ぎ目のない一枚革を使い、ウェスタンヨークをアイコンとして作成。その優れた防寒性や手触りが羽毛布団(フェザーベッド)を想起させることから、このブランド名が付いたと言われています。
1974年には当時の最先端素材であったゴアテックス素材をいち早く取り入れ、同じくウェスタンヨークを配したマウンテンパーカーなども製作していました。しかし、80年代に入ると惜しまれつつもブランドは消滅し、一時はヴィンテージ市場でのみ取り引きされるも、サーティーファイブサマーズ社によって復刻されています。
タトラスは2006年にブランドデビューしたブランド。ダウンジャケットにありながら超細身のシルエットでスタイリッシュ感が高いのが特徴。日本では2007年に初上陸し、今では多くのセレクトショップでも取り扱われるようになっています。ブランドマークの三つ星はブランドコンセプトで、それぞれ機能、洗練、唯一無二を表しています。
タトラスはイタリアのミラノが拠点ですが、ポーランド、日本にも開発チームが存在しており、相互に力を合わせながらそれぞれの国のトレンドや素材、デザイン特性を活かしながら、最高品質のダウンウェアを開発しています。
タトラスが採用するポーランド産のホワイトグースダウンはブランドダウンとして有名なダウン。ほぼ最高純度のダウン95%となる混合率を実現するために、ダウンは丁寧にハンドピッキングされて選別されています。
数値が高ければ高いほど良質なダウンとされるフィルパワーという値がありますが、タトラスで使用しているこのホワイトグースダウンのフィルパワーは800あり、ダウンの量が少なくても優れた保温性を発揮できます。その結果、十分な暖かさを確保している一方で、超細身のスタイルと軽さを実現しています。
生地は高級ブランドでよく使われているフランスのソフィレッタ社製ナイロン。高級感のある見た目を作る大きなポイント。テカツキを押さえた落ち着いた素材を使っているモデルも多く、スタイリッシュな大人の雰囲気のコーディネートに合わせやすいのが嬉しいところ。
なお、ダウン以外にもヘビーアウターからカットソーまでラインナップしている。
1968年創業のザ・ノースフェイス。創業当初に人気を博したアイテムはスリービングバッグ。このバッグはグースダウンを惜しげもなく使用した高い品質と、徹底した生産管理によって、評判となりました。
1970年代には若者達の支持を受けバックパッキングブームを起こし、ついには全米で大人気となり、大きなブランドへと成長することになります。
ダウンジャケットもリリースしており、極寒の冬山でも耐えることができるレベルのダウンジャケットは雪山登山に挑む人からも支持されています。
基本的にアウトドアフィールドを意識しているアイテムが多く、その傾向よりノースフェイスはカジュアルなブランドとして認知されています。
しかし、このブランドの本質は厳しい環境の中でも確実に耐えられるということ。その信頼性は極めて高く、日本でも一部の警察山岳警備隊に採用されているなど、世界中で愛用されています。
http://www.westernmountaineering.com/
カリフォルニア州サンノゼの登山家によって1970年に創業されたブランド。当初はダウンを使ったシュラフを主流に製造していましたが、多くの登山家からの支持を受け、後にアパレル市場にも進出しました。
ウェスタンマウンテニアリングは、誕生から45年以上を経た現在において、クロージングの一部はカナダメイドですが、ほとんどのアイテムはカリフォルニア州サンノゼにある自社工場で生産を行っています。
メインのダウン商品に関してはすべて850フィルパワーという圧倒的な空気包含力を誇る高品質グースダウンを採用しています。トレンドとはあえて距離を置き、装備過多に走ることのない基本的で確かな品質が人気を博しています。
伸縮性に優れ、水洗いも可能なオリジナル樣材を使用し、メンズからレディースまで幅広い商品構成が魅力の日本ブランド。
ダウン専業のため、そこまで流通量は多くないのにも関わらず、2011年のデビュー以来国内はもとより海外でも人気のブランドです。
直営店は神営前にあり、不要なダウンウエアなどリサイクルプロジェクトも行っています。