モンクレールダウンジャケットの選び方【男性編】

はじめに

普通のダウンジャケットでは垢抜けて見えづらい

最近は良いデザインのダウンジャケットも増えてきましたが、一般的なダウンジャケットは防寒性に重きをおいており、基本的にシルエットは太く丸くなり、見た目が膨張して見えてしまいます。

さらに、防寒対策として厚手のインナーを着こむことを考えて普通よりワンサイズ大きめを選ぶことが多く、ただでさえ太めのシルエットが、さらにボリュームが出て大きく着膨れする状態になるので、イマイチな感じに見えてしまうのです。

また、防寒性を重要視する目的のため作られたものなので、外見はダウンパックのデコボコによりカジュアルな感じが否めず、垢ぬけて見えないのです。

モンクレールのダウンジャケットは羽織るだけでサマになる

理由は後述しますが、モンクレールのダウンジャケットは羽織るだけで垢抜けて見えます。もちろん防寒性も高いため多くの人がモンクレールのダウンジャケットに憧れを抱くのは当然かもしれません。

改めて学ぶモンクレールのダウンジャケットの良さ

改めて学ぶモンクレールのダウンジャケットの良さ

今ではおしゃれなダウンジャケットが増えてきていますが、やはりダウンジャケットの王者はモンクレール。その理由は徹底した洗練さと、進化によって支えられています。ここではその一つ一つを分類してなぜモンクレールのダウンジャケットがおしゃれに見え、数あるダウンジャケットブランドの王者として君臨できているかについて分析してみましょう。

良さその1.高い防寒性

モンクレールのダウンジャケットで最も認知されている点としてはその防寒性。最高品質のダウンを使用しているので、極寒の地でも耐えることができるレベルの防寒性です。ダウンが豊富に使われている一方、重量はすこぶる軽いので、長時間着ていても体に負担をかけづらいつくりになっています。

後で説明するシルエットが綺麗な理由と重複するのですが、薄手でも暖かいため、ダウンジャケット独自の着ぶくれもなくすっきりとしたシルエットが実現できます。

進化という点で言及すると、昨今のモデル以前に比べて全体的にスマートなシルエットを実現しておりますが、防寒性は以前と同じかそれ以上というモデルも。様々な技術を取り入れることで以前に比べて薄手に見えていたとしてもしっかりと防寒ができるようになっています。

良さその2.ダウンジャケットなのに綺麗なシルエット

モンクレールのダウンジャケットがおしゃれに見える要因はいくつもありますが、その一つがシルエットの綺麗さです。ダウンジャケットにもかかわらず全体的に細く、着やせ効果があり、シルエットを綺麗に見せる作りになっているため、一般的なダウンジャケットと違いすっきりして見え、結果スタイルよく見えます。また、ダウンジャケット特有のダウンパックのデコボコもそこまで目立たないつくりになっているため、野暮ったさが出にくいつくりになっています。

ダウンジャケットなのに綺麗なシルエット
出典:http://wear.jp/horikunnu02/coordinate/2815323/

現在ではビジネスでも使いやすいダウンジャケットをリリースするなど、山登りなどのアウトドアに使われているものとは一線を画しています。

良さその3.上品さあふれる素材

それまでのダウンジャケットはカジュアルさが強いナイロン素材が多用されていました。その一方でモンレールはシャイニーナイロンやマットナイロンなどの上質かつ、高級な素材を積極的に用いており、ダウンジャケットにも関わらず、上品な印象を持たせています。RETHELなどはスーツの上に羽織っても違和感なくワンクラス上の雰囲気に仕上がります。

また、上質なウール素材など常に新しい素材に挑戦しているのもトップブランドであってもチャレンジし、多くの人の心を掴んでいるのです。

上品さあふれる素材

選ぶ上での3つのポイント

モンクレール良さを知ったうえで、選び方のポイントを紹介します。モンクレールは長い間使える高品質なダウンなので、ここでは「短期間の流行を追った着こなし」を考えるのではなく、「長い間オシャレに着る」ことを目的としたポイントです。

その1.細身のシルエットを作るためにジャストサイズを選ぶ

一番重要なポイントですが、スタイリッシュにダウンジャケットを着こなすには細身のシルエットであることが大前提です。そのため、サイズはジャストサイズを選びようにしましょう。ない場合はワンサイズ小さいものがおすすめ。サイズについては実店舗で着てみるかこちらのページを参考にしてください。

細身のシルエットを作るためにジャストサイズを選ぶ
出典:http://wear.jp/stiaattento/coordinate/3349262/

インターネットの店舗でたまに売りたいがために「ちょっとサイズが違っていても大丈夫」などと記載されているショップもありますが、サイズが合わないとせっかくの高価なダウンジャケットがイマイチに見えます。ジャストサイズかワンサイズ小さいものを選びましょう。インターネットショッピングで購入を考えている人でサイズが不安な人はサイズ変更を受け付けてくれるショップを選びましょう。

その2.防寒性は気にしなくても大丈夫

防寒性は気にしなくても大丈夫

シルエットが細くても防寒性が確保できないと冬のアウターとしては使えません。安くて見た目だけのダウンジャケットは防寒性が低いものが多いのが事実です。

一方、モンクレールのダウンジャケットなら気にしなくても大丈夫。というのも使用している羽毛はキャトルフロコン(最上級)のフェザーなので防寒性の心配は無用です。中は薄着で良いので中に着こむためワンサイズ大きめのものを選ばなくてよいです。

その3.色は黒かグレー、ビジネスなら紺もアリ

色は黒かグレー、ビジネスなら紺もアリ

長い間使うことを考えるのであれば、流行に左右されない黒・グレーあたりがおすすめ。さらにどのようなコーディネイトでもあわせやすく、色による締まった雰囲気を出せますので着痩せ効果も期待できます。

ビジネスで使う場合は主張し過ぎないスーツの定番色の紺・グレーがおすすめ。紺やグレーといったスーツの定番色はさまざまなスーツやジャケットとの相性も良く使いやすいです。

ビジネスなら紺

さらにスマートに見せるためのテクニック

細身のパンツを合わせよう

綺麗なシルエットを目指すのであれば、細身のパンツに合わせることをおすすめします。Y字型のシルエットを作ることができるので、スマートに見えます。ダウンジャケット+デニムはアメカジの定番スタイルなのですが、太目のデニムだとあまり垢抜けて見えません。

細身のパンツを合わせよう
出典:http://wear.jp/6554/coordinate/5124218/

スタイル良く見せるなら前を開ける

ダウンジャケットは防寒着なので前を閉めるのは当たり前ですが、あえて前を開けるというテクニックもあります。これによりインナーがダウンジャケットの中から見え、メリハリが生まれ縦長効果をもたらすことができます。ただ、すべてのモデルが前を開けていいわけでなく、前を開くとシルエットが大きく広がってしまうモデルはこの限りではありません。

スタイル良く見せるなら前を開ける
出典:http://wear.jp/fxstb1584cc/coordinate/3503788/

マフラーやストールを使う

マフラーやストールは防寒のためでもありますが、それ以外にも目的はあります。ロングマフラーを長く垂らして縦長効果を狙ったり、首周りにまとめてボリューム感をもたせることで、子顔効果を狙うという方法もあります。マフラーやストールはカジュアルなものでなく、シンプルなロングマフラーを選ぶのがポイント。大判ストールなら高いものから安いものまで様々ですが、おすすめはファリエロサルティのストール。少々値は張るのですが、高品質かつ上品なものが揃っているので、見た目でも大きく差が出ます。

ファリエロサルティのストール

上質なストールといえばこのブランドが一番に出てくる人も多いのでは。極上の肌触りと使い勝手の良さも相まって全体的なリッチさの底上げに使えます。いろいろな色があるので柄物でもいいけど1枚目は無地の大判を選べばまちがいなし。

おすすめの2015年モデル

ビジネスとして使う場合のおすすめのモデル:RETHEL

ビジネスダウンのポイントは「ジャケットがはみ出ない長さ」と「主張し過ぎないが上質な色」の2点を抑えましょう。

ダウンジャケットの長さについてですが、ビジネス用であればスーツやジャケットの上から羽織るため、裾の絞られた丈の短いものは避けましょう。短いものだとスーツやジャケットなどの上着がはみ出てしまいます。長さは上着が隠れるぐらいの丈を選びましょう。

色についてはスーツの定番色の紺・グレーを選びましょう。これらは、主張しすぎないけど上質な色なのでビジネスシーンにマッチしやすいのです。さらにスタイリッシュに見せるには、上品さとリッチさがあれば完璧。これらは素材で補います。

以上の条件が揃ったアイテムはRETHEL。表地は上品なマットナイロン素材なので、上品さに加えリッチさも持ち合わせております。小顔効果で全体的にバランスの良くなるファー付きのフードは取り外しができるのでビジネス時にはフードを外して使い、プライベート時にはフードをつけてリッチさの底上げに使うという方法も。難点は高いこと。ただ、10年着ると考えればそんなに高くはないのかも。

RETHEL 定価:280,000円

普段着で使う場合のおすすめのモデル:MAYA/MONTGENEVRE

極寒の冬を乗り切るために普段使いのアウターとしてダウンジャケットを考えているのであれば、MAYAMONTGENEVREがおすすめ。MAYAはもうすでに超定番なのですが、普段着に羽織るだけでスタイルが決まるだけでなく暖かさも確保できる優れもの。雪山でも使えるぐらいの防寒性なので冬の旅行にだって問題なし。シルエットもきれいですし、定番と呼ばれるものにはそれなりの意味があります。

MAYA 定価:164,160円

シンプルな着こなしを意識したいのでシャイニーナイロンの艶具合がどうも。。。という人はMONTGENEVRE。こちらはMAYAのマットバージョンで艶が抑えられ、落ち着いた雰囲気に。今から10年後は落ち着いて上品な服を選びそう・・・という人はこちらのほうが良いかもしれません。

MONTGENEVRE 定価:205,200円

ただし、いずれも10年使うつもりであれば色は黒、グレーなど抑え目の色を選ぶと流行に左右されず後々後悔しないでしょう。

万能アイテムのダウンベストという選択肢も:GUI

一枚もっていると便利なダウンベスト。着回しの幅が広くカジュアルな着こなしからかっちりとした着こなし、さらにはスーツの上から羽織るというビジネス用にまで応用できる万能アイテム。さすがに極寒のアウトドアには使えませんが、車移動が多い人や、そこまで寒い場所に行かない人、町での買い物など、真冬でなければこれで十分の場合が多く使いやすいアイテムです。

ここでおすすめしたいのがGUI。TIBと違いコンパクトで、首周りもすっきりしていてシンプルな仕上がりになっています。あらゆる場面で使用できるダウンベストは主張しないぐらいのものがちょうど良いです。値段もそこまで高くないので実は狙い目アイテム。

GUI 定価:93,000円

まとめ

サイズ選びは慎重に

中に重ね着をすることなど考慮しなくていいのでサイズはジャストサイズ、もしくはワンサイズ小さいものを選ぶこと。これは超重要ポイントです。モンクレールのダウンジャケットはすっきりとしたシルエットが作れますが、サイズが合わないとどうしても野暮ったく見えます。サイズあわせは慎重に。

実店舗であれば試着できますが、ネットだと試着できないのが難点。ネット通販で購入するのであれば返品交換できるショップを選びましょう。そのような意味ではネットオークションは上級者向きかと。

欲しいと思ったら買うこと

毎年のことですが、生産を限定しているモンクレールのダウンジャケットは12月頃に買おうと思っていても品切れで買えないということも多々。サイズや色によっては10月時点で品切れだって珍しいことではありませんので、気になっているものを見つけたら抑えておきましょう。